「ストレス=悪」という誤解

【「ストレス=悪」という誤解】

 

◆人間にとって、ストレスは不要なものなのか?

 

 私たちが生きている現代は、ストレス社会と言われています。

 

 ストレスというと、一般的には精神的なプレッシャーのことなど、悪いものを想起しがちです。しかしそれだけに限らず、例えば携帯やパソコンを観たり、夜中に友達と飲み歩いたりといった楽しい行為も、身体的にはストレスになっている場合があります。

 

 高いストレス反応が続くと、病気を発症する可能性がある一方、実は、適度なストレスは、私たちが生きていく上で欠かせないものでもあります。

 

 一例として、人間が宇宙に行った時のことを考えてみましょう。


 人間は普段、二足歩行をしており、引力で下に引っ張られている体液を、筋力で押し戻しています。
 ところが、人間が無重力空間に行き、それまで体全体にかかっていた重力がなくなっても、下肢筋は体液を上半身に戻そうとします。


 宇宙に行った宇宙飛行士の顔がむくんでいるように見えるのは、勢い余った体液が、頭部に集まってしまうためです(通常は数週間ほどで治るそうです)。

 

 また、こんな研究もあります。かつて京都大学のチームが、線虫に猛毒のヒ素を少量与える実験を行ったところ、寿命とストレス耐性が約20%増加したと言います。
 つまり生物にとっては、適度なストレスが刺激となり、抵抗力を向上させる効果があるのです。

 

《参考文献》
JAXA「宇宙のくらし」、宇宙生物科学Vol.5、No1,11-22(1991)、CNN.co.jp:2017年3月11日、日経新聞Web版:2017年1月9日、他

 

──────────────────────────────────

 

◆辛い時は、天然成分を上手に利用するのも手

 

 元来、人間は、昼間は交感神経が活発化し、夜は副交感神経が体を司ることで、健康を維持しています。この2つを合わせて自律神経と言いますが、ストレスが高じると、自律神経が乱れ、体調不良につながりやすくなります。

 

 一般に言われているストレス解消法としては、パソコンや携帯を観る時は適度に休みを挟む、運動や食事療法を取り入れる、お風呂やアロマテラピーなどでリラックスする、瞑想を取り入れる、などがあります。

 

 当院では、治療の一環としてCBDを取り入れています。


 実は、CBDは大麻に含まれる有効成分の一種です。大麻成分の全てが身体に毒、というわけではなく、海外にはCBDを抗てんかん薬として認可している国もあります。
 最近の法改正によって、今後は日本でも、医療分野などでCBDを活用することが決まっています。

 

 CBDには、リラックス効果や鎮静効果、抗精神作用などがあります。


 当院で採用しているのはCBDオイルで、アメリカの老舗ローレル・クレスト社から輸入したアイソレート(ピュアCBD)から製造しています。アメリカで最も厳しい分析を経た製品であり、安心してお使いいただけます。


 クライアント様のご希望に応じて処方し、高い評価をいただいています。

 

 もともと、ストレスに対する許容量は人によって違いますが、重要なのは、自身の許容量を超えないよう、コントロールすることです。その際、自然界に存在している天然成分を取り入れるという方法も、検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

サーチュインクリニック大阪 院長 鈴木嘉洋


《参考文献》
『マリファナ 世界の大麻最新事情』(日経ナショナルジオグラフィック別冊、2020年)、日経新聞Web版:2023年12月6日、他

お問い合わせ
会員登録
TOPに戻る