体を傷つける活性酸素から細胞を守るための治療法

【体を傷つける活性酸素から細胞を守るための治療法】

 

◆活性酸素が細胞老化を引き起こす

 人間が生きていく上で、欠かせないものとは何でしょうか?

 

 当たり前ですが、答えは空気です。

呼吸によって空気から酸素を取り込むことで、私たちは生きています。


 私たちが呼吸で得た酸素は、細胞小器官のミトコンドリアへと運ばれ、ATPというエネルギーを生成する際に使われます。
 自然界で酸素に触れると、物が酸化して朽ちたり、頑丈な鉄が錆びたりしますが、その過程で熱が生まれます。私たちは、まさにこの熱をエネルギーに変えて、生命活動を維持しているのです。

 

 このように、酸素は化学的に反応しやすい(変化しやすい)性質を持っています。酸素は、人が生きていくために必須である一方、その反応しやすい性質が体を酸化させ、機能をも低下させるというリスクを併せ持つ、ということになります。

 

 活性酸素という言葉を聞いたことがないでしょうか。


 活性酸素とは、その名の通り、酸素が活性化した状態のことで、電子的にバランスが悪くなったために、不安定になっています。
 活性酸素は、人間が体内で酸素からエネルギーを生成する際、その副産物として発生します。私たちが呼吸によって取り入れた酸素のうち、2%から3%は活性酸素に変化すると言われています。

 

 電子的に不安定になった活性酸素は、安定しようとして、他の細胞から電子を奪います。

これが酸化の正体です。


 活性酸素によって体内が酸化すると、細胞を劣化させ、老化が促進されてしまうのです。

 


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◆水素療法の効果とは?

 体内の細胞を傷つける活性酸素を抑えるための有効な物質として、近年、注目されているのが水素です。


 

もともと水素は、私たちの体内にも微量に存在しています。水素は、活性酸素と反応して、水に変える性質があります。

 水素の化学反応は穏やかで、基本的には強毒化した活性酸素としか結合しません。何より、水素は反応しても、無害な水になるだけですので、目立った副作用はないと考えられています。

 

 

 当サーチュインクリニック大阪でも、アンチエイジング(抗老化)治療に水素を取り入れています。


 当院では、細胞へのエネルギー補充として行なっているNMN点滴療法と、活性酸素をデトックスする水素療法を“治療の2大柱”と考え、クライアント様の症状やご要望に合わせて2つの方法を組み合わせて治療を行っています。

 

 また、当院で扱っている水素商品は、点滴、内服、吸入、経皮吸収の4タイプをご用意しています。
 水素はとても軽い物質ですので、点滴をする際は、当院の水素ステーションから直接、点滴バッグに水素を添加し、ブレンドしてから投与するようにしています。
 他の3タイプの商品も、気体である水素を確実に体内で取り込めるように設計されています。

 

 

 先述の通り、水素は細胞に害を成す強毒性活性酸素だけを排除することから、細胞減少を緩やかにする効果が期待できます。


「NMNで細胞を元気にする」と同時に、「水素で細胞を減らさない」という、2つの治療を組み合わせた方法を、当院ではNAD療法と呼んでいます。

 

 

サーチュインクリニック大阪 院長 鈴木嘉洋

 

 

【参考文献】
『なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング』(辻直樹著、2016年、PHP研究所)、大阪大学微生物病研究所HP、東京工科大学HP、他

 

 

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